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マック、2年連続赤字380億円 131店舗閉鎖へ 、 100人の希望退職を

■マック、131店舗閉鎖へ 2年連続赤字、380億円 
 

 業績が悪化している日本マクドナルドホールディングス(HD)は16日、経営再建のため、2015年中に全国の131店を閉鎖すると発表した。本社の正社員を対象に、約100人の早期退職も実施する。異物混入の発覚など、昨年からことしにかけての食の安全をめぐる問題で来店客が大幅に減少しているためで、リストラを進めることで業績改善を急ぐ。

 同時に、15年12月期連結決算の純損益が380億円の赤字になるとの業績見通しも発表した。赤字は2年連続。赤字幅は14年12月期の218億円から拡大し、01年の上場以来、過去最大となる。

 

■マック、今期131店を閉鎖 100人の希望退職も…全役員の報酬カット 最大の赤字で改善策発表

 日本マクドナルドホールディングス(HD)は16日、未発表だった今期(12月期)の業績が上場後最大の380億円の最終赤字になると発表。これを受けて、本社スタッフを対象にした約100人の早期退職募集や、不採算店舗131店を年内に閉鎖する改善策を発表した。経営責任を明確にするため、サラ・カサノバ社長の6カ月間20%を筆頭に、役員報酬を減額する。

  同社が発表した改善策は、▽本社100人規模(全体の15%)の早期退職募集▽今年中に成長が見込めない131店舗を閉鎖▽4年間で2000店を改装、うち500店舗を年内実施▽東日本、中日本、西日本の3地区本部制導入▽幅広い選択肢から選べるセットメニュー制導入-など。

  同日会見したカサノバ社長は、「消費者からの信頼回復、食の安全・安心、ビジネスの回復のため、ビジネスリカバリープランを策定した」と説明した。さらに「現時点では、お客さまの期待に答えられておらず、重く受け止めている」と語った。

  だが、食の安全に向けた新たな施策はない一方、新規出店を絞り込み、既存店の改装を強化するなどの内容で、事業再生に軸足を置いている。

  業績については、今期の売上高は前期比10%減の2千億円、営業赤字は前期より182億円悪化して250億円に拡大するとみている。今年10~12月期には「既存店売上高は前年同期比でプラスに転じる」(今村朗執行役員)という見通しを立てている。


■マック、今12月期は380億円の最終赤字に悪化 業績予想やっと発表

 日本マクドナルドホールディングスは16日、未発表だった今期(12月期)の連結決算予想を発表した。最終損益は380億円の赤字となる見通しで、前期に続いて2年連続での大幅な最終赤字となる。同社では新メニューの投入や店舗改装の強化などの「ビジネスリカバリープラン」を進めて改善を図るが、客離れは深刻で効果は不透明だ。

  2年連続赤字決算の責任を取り、同社は役員報酬を6カ月間減額することを決めた。減額幅はカサノバ社長の20%から取締役の10%まで。

  同社が発表した今12月期の決算予想は、売上高が前期比10%減の2000億円、営業損益は前期の赤字67億円に対し、今期は250億円に拡大する。前期は218億円の最終赤字で、ともに2年連続の赤字を余儀なくされる。

  同社の全店売上高は昨年2月から今年3月まで14カ月連続で前年割れが続いており、特に昨年12月からは4カ月連続で2割以上の減収幅が続いている。この基調がしばらく続くと見て赤字決算を予想した。

  昨年7月に中国で加工した鶏肉の消費期限切れ問題が発覚したのに続いて、年明けには複数の店舗で異物混入問題が相次ぎ、大きなトラブルが続いた。これにより客離れの影響は拡大し、回復の兆しはない。

シャープの経営再建計画案の全容 国内で3千人、海外で2千人規模の人員を削減など

シャープ再建計画案、本社売却 栃木のテレビ工場は閉鎖  

 シャープの経営再建計画案の全容が16日、明らかになった。液晶テレビを生産する栃木工場(栃木県矢板市)の閉鎖や、大阪市の本社売却など大規模なリストラ策を盛り込んだ。

 シャープは主要取引銀行に計画案を提示。2015年3月期連結決算で2千億円規模の赤字に転落する見通しのため、銀行などの協力を得て計2250億円の増資を実施し、立て直しを急ぐ。

 主力の液晶事業は本体から切り離し、子会社にする方針。国内で3千人、海外で2千人規模の人員を削減する。

 不振の太陽電池事業は、家庭用を含む全面撤退も視野に、まず大規模太陽光発電所(メガソーラー)向けの部門の売却を探る。

 

■シャープ 2000億円規模の支援へ最終調整

業績不振が続く大手電機メーカーの「シャープ」は、財務基盤を強化するため主力銀行から2000億円規模の金融支援を受ける方向で最終調整に入りました。これにあわせて、本社の売却や人員削減など抜本的な事業の合理化に踏み切り経営の建て直しを進める方針です。

 

シャープは、主力の液晶パネルや太陽電池事業などの採算の悪化で、ことし3月期の決算で2年ぶりの最終赤字に陥る見通しとなり、財務基盤の強化が急務となっています。


このためシャープは、主力銀行の「みずほ銀行」と「三菱東京UFJ銀行」から2000億円規模の金融支援を受ける方向で最終調整に入りました。


これにあわせて思い切ったコストの削減を進める必要があるとして、国内で3000人規模の希望退職を募集するほか、大阪・阿倍野区にある本社ビルを売却し、賃貸ビルに移る方針です。また、不振が続くテレビ事業の収益を改善するため、栃木県矢板市にある組み立て工場の閉鎖を検討し、その場合は大阪・八尾市にある工場に事業を集約するとしています。


シャープは、抜本的な事業の合理化策を盛り込んだ新たな中期経営計画を来月までに取りまとめる方針で、主力銀行などと大詰めの調整を進めることにしています。

 

■シャープの2015年3月期の連結最終損益は主力の液晶事業の生産設備の減損
処理などが響き2000億円を大幅に上回る赤字となったもようだ。16年3月期も構造
改革費用が膨らみ、最終赤字は1000億円を超える公算が大きい。

5月中旬に公表
する再建策の原案によると、本社の売却や国内従業員の削減といった合理化策も
実施する。みずほ銀行など主力取引先2行から2000億円の資本支援を受けること
で近く大筋合意する見通し。資本を増強して経営再建を急ぐ。

 シャープの前期の連結最終赤字は液晶パネルや太陽電池の生産設備の減損処
理などで従来予想の300億円から大幅に膨らんだ。スマートフォンスマホ)向けな
ど中小型液晶事業が苦戦し、営業損益も赤字(従来予想は500億円の黒字)に転
落した可能性がある。

 同社は5月発表の新中期経営計画で抜本的な構造改革に乗り出す。希望退職は
40歳以上の社員を対象に9月末をめどに実施。募集人数は当初想定していた3000人
だが、退職者数は最終的に4000人弱になるとみている。大阪市内の本社ビルは年
内に売却し、賃貸ビルに移る計画だ。

 15年中には液晶や白物家電など主要事業ごとに社内カンパニー制を導入する。分
社化が容易になり他社との戦略提携がしやすくなる。連結売上高が約1兆円ある主
力の中小型液晶事業では官民ファンド産業革新機構から出資を受ける交渉に入っ
た。不振のテレビ事業は主力の栃木工場(栃木県矢板市)での生産撤退も視野に入
れ、収益改善策を進める。税制優遇を受けられる産業競争力強化法の申請も検討す
る。
 

ヒグマは肉食系か草食系?

ヒグマ、草食系に変わる 京大調査、明治以降の開発影響か

食生活の中心が草食化していることが分かった北海道のヒグマ(知床財団職員の野別貴博さん提供) 北海道に生息するヒグマの食生活の中心が明治時代以降、肉食から草食に変わったことを、京都大生態学研究センターや北海道大などの研究グループが明らかにし、このほど発表した。近現代の北海道開発に伴う環境変化が影響した可能性があるという。

 ヒグマは雑食で、周囲の食物資源に応じて食性を変えている。炭素や窒素、硫黄には同じ元素でも重さが異なる安定同位体がそれぞれあり、グループは食べ物でその割合が異なることに着目。北海道で集めたヒグマの骨を使い、安定同位体の割合を1920年以前と31~42年、96年以降で比較して食べ物の内容を分析した。

 道東地域のヒグマの20年以前と96年以降を比べると、サケが19%から8%に、エゾシカを主とする陸上動物が64%から8%に、それぞれ大きく減っていた。道南地域のヒグマも、陸上動物が56%から5%に減少。一方で、草や果実など植物が増えていた。

 総合地球環境学研究所の松林順・研究推進支援員は「北海道では明治以降、ダムの建設やエゾオオカミの駆除が行われた。サケの遡上(そじょう)が妨げられたり、生態系が変化したりしたことが、ヒグマの食生活に反映したのではないか」と話している。研究成果は英科学誌の電子版に掲載された。

★ヒグマ
ヒグマ(羆、緋熊、樋熊、学名:Ursus arctos)は、ネコ目(食肉目)クマ科に属する哺乳類である。ホッキョクグマと並びクマ科では最大の体長を誇る。また、日本に生息する陸棲哺乳類(草食獣を含む)でも最大の種である。

学名はUrsus arctos(ウルスス・アルクトス)。Ursusはラテン語でクマ、arctosはギリシャ語でクマを意味するἄρκτοςをラテン化したものである。

分布

ヨーロッパからアジアにかけてのユーラシア大陸北アメリカ大陸に幅広く生息している。その生息地は温帯からツンドラ気候の地域(北極海沿岸など)にまで及ぶ。現存するクマ属の中では最も広く分布する。

北アメリカ北西部に生息するハイイログマ(グリズリー、U. a. horribilis)、アラスカに生息するコディアックヒグマ(Kodiac Bear U. a. middendorfii)、北海道に生息するエゾヒグマ(U. a. yesoensis, U. a. ferox Temminck, 1844, or U. a. lasiotus Gray, 1867)など、いくつかの亜種が存在する。絶滅した亜種に、メキシコハイイログマ(U. a. nelsoni)とカリフォルニアハイイログマ(U. a. californicus)がある。

また、19世紀のアフリカ大陸北部の地中海沿いのアトラス山脈周辺には、アトラスヒグマ(U. a. crowtheri)、ヒマラヤ山脈周辺にはヒマラヤヒグマ(en:Himalayan brown bear)、20世紀初頭には最大級の体躯を持つカムチャッカオオヒグマ(U. a. piscator)という亜種が生息していた。

日本ではエゾヒグマが北海道のみに生息する。

2009年10月には国後島で白い個体の撮影に成功しており、同島に生息する推定300頭の1割が白色個体とみられ引き続き調査が行われている。2012年の夏には北海道西興部村でもアルビノと見られる個体が目撃されている。

亜寒帯・冷温帯など寒地に生息するイメージが強いとされ実際にその傾向があるが、過去には地中海沿岸やメキシコ湾岸など南方の温暖な地域にまで及んでいて、人間による開発や乱獲によって減少し、人口密度の低い北方のみに生息するようになったとされる。個体群や亜種の絶滅は過去150年間に集中し、アラスカを除く北米大陸と西欧で著しい。


ホッキョクグマはヒグマの近縁種であり、生殖的隔離が存在しない。通常北極圏ではヒグマは陸、ホッキョクグマは海と生息域がことなり混血の機会はないが、自然環境でも両者の混血の発生事例が報告されており、地球温暖化の影響が懸念されている。

形態
オスの成獣で体長2.5-3.0mで体重は250-500kg程度に達する。メスは一回り小さく体長1.8-2.5mで体重は100-300kgほど。がっしりとした頑丈な体格を誇り、頭骨が大きく肩も瘤のように盛り上がっている。

ヒグマは栄養状態によって生じる個体差が顕著で、内陸のヒグマが300kgを超える事はあまり多くないが、溯上するサケ・マス類を豊富に食べられる環境にいるヒグマは大きい。中でも有名なのが、アラスカ沿岸のコディアック島、南西部のカトマイ国立公園と、ロシアの極東カムチャツカ半島に生息するヒグマで、共に500キログラム以上の個体が記録されている。

野生のヒグマで最大の記録はコディアック島で捕らえられた個体で1,134㎏(2,500ポンド)以上。エゾヒグマでも、1980年に羽幌町で射殺された体重450kgの通称「北海太郎」や、1982年に古多糠の牧場で子牛3頭を襲った500kgの雄(6歳)、2007年11月にえりも町の猿留川さけ・ます孵化場の箱罠にかかった推定年齢17歳・520kgのオスなど大型の個体もおり、近年大型化しているとの指摘もある。このます孵化場の箱罠では、300kgの個体も捕獲されている。三毛別羆事件を引き起こした通称「袈裟懸け」は340kgであった。

生態
針葉樹林を中心とした森林地帯に生息する。
食性は雑食だが、同じクマ科のツキノワグマに比べると肉食の傾向が大きい。シカやイノシシ、ネズミなどの大小哺乳類、サケやマスなどの魚類、果実などを主に食べる。トラやオオカミなど、他の肉食獣が殺した獲物を盗むことも近年の研究で明らかとなった。まれに人を食することもあり、1度でも人を食べたヒグマは求めて人間を襲う傾向があり、きわめて危険である。
また自分が捕獲した獲物に対して強い執着心を示すため、ヒグマに奪われた物を取り返す行為は危険である。地上を走行するときには時速約50km、一説には65kmに達するとされる。

川を遡上する鮭を待ち伏せして捕食することも有名である。ただし、ヒグマの栄養源のうちサケが占める割合は北米沿岸部の個体群では栄養源全体の30%以上であるのに対し、知床半島に生息するヒグマでは栄養源全体の5%にすぎなくなっているとされ遡上減による生態系への影響が懸念されている。

冬季には巣穴で冬眠をする。冬眠中には脈拍、呼吸数が大幅に減少する。この間(通常2月)に出産するが、出産したばかりの子供の体は非常に小さい。冬眠しない固体もあり、人を襲う場合もある。食物連鎖の頂点に位置し、成獣には武器を所持したヒト以外にこれといった天敵はいないが、シベリアではトラが競合相手となっており捕食される例がある一方で、ヒグマがトラから獲物を横取したり、争いになりトラを殺すという例も報告されている。

人間との関わり
日本
かつてアイヌは、ヒグマやエゾタヌキなど狩猟の対象となる生き物を、「神が人間のために肉と毛皮を土産に持ち、この世に現れた姿」と解釈していた。その中でも特にヒグマをキムンカムイ(山の神)として崇め、猟で捕えた際は「自分を選んでたずねてきた」ことを感謝して祈りを捧げ、解体した後は頭骨にイナウを飾り付けて祀った。

さらに春先の穴熊狩りで小熊を捕獲した際は、コタン(村)に連れ帰って一年間大切に育てることで「人間界の素晴らしさ」を伝え、毎秋にはイオマンテ(熊送り)と呼ばれる祭を催し、ヒグマの仔を殺すことで霊を天に返した。人間に大切にもてなされた熊の霊に天上界で「人間界の素晴らしさ」を広めてもらい、それによって更に多くの神が人間界へ「肉と毛皮の土産」を携えて訪問することを期待するのである。

 ただ、人間を傷つけたヒグマは悪神とみなされる。熊狩りの際に重傷を負った場合は、そのヒグマの肉や毛皮を利用はするものの、頭骨を祀ることはしない。人間を食い殺したヒグマを捕えた場合は、その場で切り刻んで放置し、腐り果てるにまかせる。

現代ではヒグマはキタキツネとともに、北海道観光の象徴的なマスコットとされ、古くからのアイヌによる木彫り細工からキャラクター化度の強い商品まで幅広い。登別市登別温泉などにある「クマ牧場」のように、観光用のヒグマの飼育施設まで存在する。そこではヒグマに芸を仕込んでいることもある。

しかし、北海道でのヒグマと人との接触による問題は根深い問題である。マスコットや飼育下のヒグマはともかく、地元の人々にとっては野生のヒグマには恐ろしい動物という印象が非常に強い。

駆除の優先度も、エゾシカなどに比べて高い。その被害も農作物への被害(夕張メロンなど)から、家畜、畜産物、人的被害にまで及ぶ。明治時代には北海道で多数の人間が襲撃されており、苫前三毛別羆事件のように小規模な天災に匹敵する死者(7人死亡、3人重傷)を出した事件すらある。また、近年になって人身事件が増加傾向にあり、山菜採りなどで山に入ることをためらう者も増えてきている。

また、世界遺産となった知床半島において、内地の観光客やカメラマンがヒグマを撮影しに多数訪れるようになり、ヒグマを至近距離から多人数で取り囲んだりするなどの行為が報告されるようになり、環境省や学識経験者などは、いずれは人身事故が起こりかねないとして、こうした危険行為を慎むよう警告している。

日本に限ったことではないが、人間が山中にごみをポイ捨てしたり、あまつさえ(攻撃性をあまり示さない)個体に餌を与えたりなどすることで、クマがヒトの食物の味を覚え、人里に出ようとする事案が後を絶たない。

保護団体ではエアソフトガン等で痛めつけてヒトの恐ろしさを学習させるなどして、山に帰るよう促しているが、それでも治らない個体は、自治体がハンター団体に依頼して殺処分される。そのような個体はいずれヒトを襲うようになる恐れがあるからである。

北米
北米先住民にとって、ヒグマをはじめとするクマは畏敬と信仰の対象であった。プエブロ・インディアンの焼き物や宝飾品、ズニ族のフェティッシュと呼ばれる動物をかたどったお守りには、クマのモチーフが好んで用いられる。

北米では、絶滅の危機に瀕する種の保存に関する法律をはじめとする保護法の発効以来ヒグマの個体群数は回復の傾向にあるが、放牧業を営む畜農家との軋轢、拡大する住宅地、国立公園などでの観光客との接触、ハンターとの接触、交通事故など、人とヒグマとの共存は容易ではない。

ハイイログマの個体群は、アメリカ合衆国では絶滅危惧特別個体群(Threatened Distinct Population Segment)、カナダでは絶滅危機特別個体群(Endangered Distinct Population Segment)に指定され、連邦法と州法で保護されている。
U. a. isabellinus

 

 

認知症の予防には「ゲーム」や「カジノ」が良いらしい 京都より

■ゲームで認知症を予防 京都・宇治であさぎりフェス

京都府宇治市男女共同参画支援センターの利用者らでつくる実行委員会が6、7両日、同センターが入る宇治市宇治の「ゆめりあ うじ」で「UJIあさぎりフェスティバル」を開いた。人形劇や講演会、認知症予防ゲームなどさまざまな催しがあった。

 1995年に始まり、今年で20回目を迎えた。7日は宇治市宇治のNPO法人「働きたいおんなたちのネットワーク」の吉田秀子さん(64)が「女性のチカラで地域を元気に」をテーマに講演。クリスマスカード作りやベビーマッサージ体験講座などもあった。

 NPO法人認知症予防ネット」(宇治市広野町)の認知症予防ゲームでは、参加者たちが歌いながら手遊びに取り組んだ。同法人の高林実結樹理事長(83)は「間違えてもあっと思うと脳が活性化する」と助言していた。

 

認知症予防に「カジノ」 京都の介護事業所「スリルが刺激に」

 京都市内の介護事業所では珍しい夜間デイサービスを実施している伏見区の「ハートフル京都・羽束師デイサービスセンター」がこのほど、手先と頭を使って認知症予防につなげようと、レクリエーションにカジノゲームを取り入れた。室内を装飾して本格的な雰囲気を醸し出し、担当者は「スリルを味わうことで日常から離れ、高齢者の刺激につながれば」と期待している。

 同センターでは2年前から、日中に加え、午後5時から同8時15分までの夜間デイサービスを実施する。家族の介護負担軽減や夜に入浴したいなどの要望があり、週2回、各6人が利用している。市介護保険課によると、市内には介護事業所が約300カ所あるが、夜間時間帯を設けているのは珍しいという。

 「カジノ」は、同センターの担当者たちが「将棋やカラオケとは違う雰囲気を提供し、認知症予防につながる遊びを」と考案した。月1回、施設の一部を暗幕で仕切り、ルーレットを置いてカジノスペースを設ける。即席のバーカウンターではノンアルコールの飲み物を提供するなど、カジノらしい雰囲気づくりに工夫を凝らす。

 初回となった3月26日には、手足が不自由だったり、認知症の症状があったりする高齢者5人が参加。ディーラーに扮(ふん)した黒のちょうネクタイ姿の職員から介添えを受け、確率や獲得額を計算しながらチップを賭けた。難しい局面を当てて拍手が湧いたり、負けが続いて手持ちのチップを失い笑いが起きたりと、大いに盛り上がった。

 参加者した近くの牧原幸さん(78)は「夜に1人だとついお酒を飲んでしまうけど、ここに来れば飲まないで過ごせる。健康にいいし、カジノは刺激にもなって面白かった」と満足げ。

 羽束師デイサービスセンター運営本部マネジャーの後藤絵美さん(33)は「今後もお茶室やシアターなど異空間を作り、利用者の方が生活に張り合いを持てるよう企画したい」と意気込んでいる。

※デイサービスは、施設に入所せず、昼間に日帰りで利用できる通所介護サービスのこと。

★老人福祉施設(ろうじんふくししせつ)とは、老人福祉を行う施設のことである。

法律では、老人福祉法(昭和38年法律第133号)の第5条の3に定めがあり、老人福祉施設とは、老人デイサービスセンター老人短期入所施設養護老人ホーム特別養護老人ホーム軽費老人ホーム老人福祉センター老人介護支援センターとされている。

■老人福祉施設の種類

老人デイサービスセンター
老人デイサービスセンターとは、高齢者(以下)に対して入浴、食事の提供、機能訓練、介護方法の指導その他の便宜を提供する施設である。

対象となる高齢者は、
1. 行政の措置によって通わせる者。(65歳以上の者であって、身体上又は精神上の障害があるために日常生活を営むのに支障がある者が、やむをえない事由により介護保険法に規定する通所介護を利用することが著しく困難であると認められるとき)、
2. 介護保険法その他の政令で利用を認められた者。

老人短期入所施設
老人短期入所施設とは、養護者の疾病その他の理由により、居宅において介護を受けることが一時的に困難となった高齢者(以下)に対して、短期間入所させ、養護することを目的とする施設のことである。

対象となる高齢者は、
1. 行政の措置によって通わせる者。(65歳以上の者であって、身体上又は精神上の障害があるために日常生活を営むのに支障がある者が、やむをえない事由により介護保険法に規定する通所介護を利用することが著しく困難であると認められるとき)、
2. 介護保険法その他の政令で利用を認められた者。

養護老人ホーム
養護老人ホームとは、主に経済的な理由で居宅において養護を受けることが困難な65歳以上の自立者を入所させ、養護することを目的とする施設のことである。 特別養護老人ホームと違い、介護保険施設では無い。行政による措置施設であり、入居の申し込みは施設ではなく市町村に行う。

特別養護老人ホーム介護老人福祉施設
特別養護老人ホームとは、65歳以上であって、常時の介護を必要としかつ居宅においてこれを受けることが困難であり、やむを得ない事由により介護保険法に規定する介護老人福祉施設に入所することが著しく困難である者、または、介護福祉施設サービスに係る施設介護サービス費の支給に係る者などを入所させ、養護することを目的とする施設である。

軽費老人ホーム
軽費老人ホームとは、無料又は低額な料金で、老人を入所させ、食事の提供その他日常生活上必要な便宜を供与することを目的とする施設(老人デイサービスセンター老人短期入所施設養護老人ホーム特別養護老人ホームを除く)のことである。

A型、B型があり、よく言われるケアハウスも、この軽費老人ホームの一種である。老人福祉センター老人福祉センターとは、無料又は低額な料金で、老人に関する各種の相談に応ずるとともに、老人に対して、健康の増進、教養の向上及びレクリエーションのための便宜を総合的に供与することを目的とする施設のことである。

老人介護支援センター
老人介護支援センターとは、老人福祉に関する専門的な情報提供、相談、指導や、居宅介護を受ける老人とその養護者などと老人福祉事業者と間の連絡調整、その他援助を総合的に行うことを目的とする施設のことである。

 

 

統一地方選挙2015 元マラソン選手や元力士、Jリーガーなど様々な人材が当選

元力士や元代表GK、元五輪走者…様々な当選者

 

元マラソン選手や力士、Jリーガーなど、各地の県議選や政令市議選では、様々な人材が当選を果たした。

 熊本県議選・熊本市第1区(定数12)では、1988年のソウル五輪1万メートルに出場した元マラソンランナーでタレントの松野明美さん(46)がトップで初当選した。

 松野さんは2010年に熊本市議に初当選し、2期務めた。今回、県議への転身を目指し、無所属で立候補した。「ようやくフルマラソンのスタートに立てた。これからは県議として、一生懸命頑張りたい」と喜びを語った。

 青森県議選・北津軽郡区(定数1)では、大相撲の元関脇・追風はやて海うみの斉藤直飛人なおひとさん(39)が、昨年9月の補選に続き、再選を決めた。

 斉藤さんは選挙戦で、スポーツ振興や若年層の雇用対策、生活習慣の改善による健康・長寿の地域作りなどを訴えた。当選の知らせに、支持者を前に「地域経済の活性化のために、広い視野と広い心を持って、全力で取り組みたい」と述べた。

 さいたま市議選・緑区(定数5)では、元サッカー日本代表GKで、J1浦和レッズ選手だった都築龍太さん(36)が初当選した。

葵祭の第60代「斎王代」は煮物が得意なスカイマークの客室乗務員、白井優佐(ゆうさ)さんに決定

「斎王代」は26歳客室乗務員 京都・葵祭のヒロイン

 白井優佐さん葵祭の第60代「斎王代」に選ばれる

斎王代は26歳客室乗務員


 京都三大祭りの一つ、葵祭のヒロインとなる第60代「斎王代」に10日、航空会社スカイマークの客室乗務員白井優佐さん(26)=京都市出身、東京都在住=が選ばれた。

 振り袖姿で記者会見に登場した白井さんは「心より光栄に思います。(客室乗務員も)斎王代さんも皆さまを笑顔でお迎えするのは変わりない。いつも通り笑顔でお務めをしたい」と話した。

 白井さんは京都市右京区にある電子部品製造「シライ電子工業」の総会長(56)の長女。クラリネット演奏が趣味で、得意料理は煮物という。

 斎王代は毎年、葵祭行列保存会が未婚女性から選ぶ。
京都・葵祭、斎王代に客室乗務員の白井さんはシライ電子工業会長の長女です。

 
 京都三大祭のトップを飾る葵祭(5月15日)のヒロイン、第60代斎王代(さいおうだい)に10日、スカイマークの客室乗務員、白井優佐(ゆうさ)さん(26)=東京都品川区=が選ばれた。葵祭行列保存会によると、客室乗務員の斎王代は史上初めて。

 優佐さんは京都市左京区出身で、電子部品メーカー、シライ電子工業(京都市右京区)の創業家、白井総(おさむ)会長(56)の長女。特技は料理で、サトイモやダイコンなどの煮物が得意という。

 和服姿で記者会見に臨んだ優佐さんは「斎王代も客室乗務員もみなさまを笑顔で迎えることに変わりない。厳かな祭りだが、緊張せず大切に務めたい」と話した。

 斎王代はかつて神社に仕えた未婚の内親王「斎王」の代理。京都ゆかりの未婚女性から毎年推薦で選ばれ、行列では十二単(ひとえ)姿で輿(こし)に乗る。

■京都には三大祭といわれる祭りがある。葵祭祇園祭時代祭ということになっている。千二百有余年の都としての歴史を誇る京都には、年間300を越す祭りがあるそうだ。三大祭は近年になって言われ始めたこと。300を越す祭りがあっても、京の都の祭りといえば、かつては「葵祭」のことだった。

 この祭、もともとは京の先住民族ともいえる賀茂氏の祭りだった。現在の上賀茂神社賀茂別雷神社)と下鴨神社賀茂御祖神社)という賀茂氏の神社で五穀豊穣を祈願する祭りが、平安遷都を境に、国家的な祭りへと発展していった。さわやかな新緑におう皐(さ)月のころ、藤の花で飾られた牛車(ぎっしゃ)や、輿(こし)に乗った斎王代を中心にした行列が、御所を出て下鴨神社から上賀茂神社を巡幸するこの祭り、平安の昔をそのままに、都の雅そのものを見せてくれる祭りである。

 現在、葵祭の主役は「斎王代」だが、この斎王代が主役となっての葵祭の歴史は、それほど古いものではない。長い葵祭の歴史の中で、16世紀はじめの室町期と、19世紀中ごろの幕末、太平洋戦争末期の1944(昭和19)年に祭が途切れたことがある。この戦争中から戦後にかけての中断から、53(同28)年に復活し、56(同31)年になって斎王代が登場するのである。

 

★斎王代
斎王代とは、その名称が示すとおり、斎王に代わるもの。斎王の代理なのである。斎王は「いつきのひめみこ」ともいい、「斎」は「潔斎して神に仕えること」をいう。斎王はかつて伊勢神宮や賀茂の神社に奉仕した未婚の内親王、女王のことなのである。平安の昔、賀茂祭ともいわれる葵祭が国の祭であったころ、賀茂の宮には斎王がおられ葵祭に奉仕しておられた。斎王の住まわれる所を斎院といい、賀茂の斎院は現在の京都市上京区廬山寺通大宮の西北部にあったらしいが、祭の時には出御し、勅使の行列と一条大宮で合流する習いだったという。この時の斎王の華やかな行列を見ようと、都の人々はこぞって集まったと伝えられている。

★客室乗務員(2013年8月19日)航空機内で乗客へのサービス業務を手掛けるほか、飛行トラブルが発生した際の誘導など保安業務も担う。キャビンアテンダントとも言われる。航空機の大きさに合わせて数人から十数人が乗務する。かつて給与水準の高さが経営の圧迫要因になっているとして、全日本空輸日本航空は1990年代半ばに契約社員制度を導入した。

 

ニセ電話詐欺などで振込先に悪用される銀行口座が、楽天、住信SBIネットのネット銀行大手二行で急増

「ニセ電話詐欺」口座 ネット銀2行で急増

 ニセ電話詐欺などで振込先に悪用される銀行口座が、楽天住信SBIネットのネット銀行大手二行で急増していることが本紙の取材で分かった。二〇一四年度はこの二行の合計が、メガバンク三行の合計やゆうちょ銀行を上回った。偽名での口座開設も確認されており、ネット銀側には一層の対策が求められる。 

 詐欺などに使われた疑いがある口座は、警察が金融機関に閉鎖を求める制度がある。閉鎖口座(債権消滅口座)は預金保険機構がネット上で公告しており、本紙はこうした口座を主な金融機関ごとに集計した。

 一四年度はネット銀大手二行が計約七千口座となり最多に。ゆうちょ銀の約六千口座や、メガバンク三行(三菱東京UFJ、三井住友、みずほ)の計約五千口座を上回った。不正口座の割合も、ゆうちょ銀やメガバンクに比べ、ネット銀大手二行の方が高い状況だ。

 一一年度はゆうちょ銀行が約八千口座で最も多く、メガバンク三行の計約六千口座が続いた。ネット銀大手二行はその三分の一程度にとどまっていた。

 銀行の窓口で口座を開設する場合は対面で身分証が求められ印鑑も必要なのに比べ、ネット銀の場合はネットで申し込み、キャッシュカードは郵便などで届けられる。この際に身分証で本人確認できればカードを手に入れることができる。

 警視庁は昨年十一月、楽天銀と住信SBIネット銀のキャッシュカードを不正に作成したとして、詐欺容疑などで東京都北区の無職男(25)ら二人を逮捕。二人は偽名で口座開設を申し込み、郵便局員に偽造の健康保険証を示しカードを受領していた。その後、カードは転売されニセ電話詐欺グループに利用されていた。

 ある大手銀の金融犯罪対策担当者は、一般的に「犯人側は、審査が甘いとみた銀行や支店で集中的に口座を開設する傾向がある。横のネットワークがあるのではないか」と説明する。

 ネット銀で口座数が最多の楽天銀は「以前より厳格に対処し、安心・安全に利用いただけるよう取り組んでいる。今後とも真摯(しんし)に対応していく」。ネット銀で預金残高が最多の住信SBIネット銀は「不正口座の撲滅に向け今後も対策を強化して被害の未然防止に努め、安心してご利用いただける環境を整えていく」としている。

◆「振り込み型」再増加警戒

 ニセ電話詐欺の被害額は、犯人グループが金融機関の口座に現金を振り込ませる振り込み型が二割を切り、被害者宅などで現金を受け取る手渡し型や、郵便や宅配便で送らせる送付型が増えている。

 しかし警察庁は、犯人グループが銀行側と対面せずに口座を開設できるネット銀に着目し、再び振り込み型が増えないか警戒している。

<ネット銀行> 店舗をほとんど持たず、インターネットを中心に取引を行う銀行。国内では2000年に初めて開設された。口座の開設もネットから申し込む。本人確認は運転免許証などのコピーを郵送したり、専用アプリで免許証などを撮影してネットで送ったり、郵便局員や宅配会社がキャッシュカードを届ける時に免許証や健康保険証で確認したりする。手続きが簡単で、口座を早く開設できる手軽さをアピールするところが多い。