100カラットのダイヤモンドが2200万ドル(約26億4000万円)で落札
■米ニューヨークで開催された競売大手サザビーズのオークションで、100カラットのダイヤモンドが2200万ドル(約26億4000万円)で落札された。
ダイヤは角を落とした長方形の「エメラルド・カット」で、透明度は内部に傷や不純物がまったくない「インターナリー・フローレス(IF)」、色は完全な無色を示す「D」。このカットと透明度のダイヤとしてはオークション史上最大とされ、価格の行方が注目されていた。
このダイヤはアフリカ南部でダイヤモンド大手デビアスが採掘した。200カラットを超える重さの原石が1年以上かけて磨かれ、現在の大きさにカットされたという。
サザビーズによると、100カラットを超えるダイヤがオークションに出品されたのはこれで6個目。2013年に香港で開かれたサザビーズのオークションでは、楕円(だえん)形の「オーバル・カット」で118.28カラットのダイヤが3060万ドルで落札され、無色透明の「ホワイト・ダイヤ」として史上最高価格を記録した。
今回のオークションにはカシミール・サファイアのコレクションや仏カルティエのアールデコ・ジュエリーなど350点が出品され、取引総額は6500万ドル超を記録した。高額の上位10点中8点は、事業者でなく個人が落札したという。100カラットのダイヤに続く2位は22.30カラットのダイヤの指輪で、落札価格は330万ドルだった。
■内部に内包物のない「インターナリーフローレス(IF)」の透明度を持つ100カラットのダイヤモンドが16日、来月の競売大手サザビーズ(Sotheby's)によるオークションに先立ち、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)でお披露目された。落札価格は約30億円に達する可能性もあるという。
サザビーズによると、南アフリカにあるダイヤ最大手デビアス(De Beers)の鉱山で10年前に発掘されたこのダイヤは来月、米ニューヨーク(New York)でオークションにかけられる。推定落札価格は、1900万~2500万ドル(約23億~30億円)という。
サザビーズはこのダイヤについて、「重さ100.20カラット、カラークラスD、インターナリーフローレスの究極のエメラルドカット・ダイヤ」と説明しており、「過去のオークションで取引されたダイヤとは全く違う」としている。