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米アップル 5四半期連続の増益 サムスン電子に大きく水をあける

■アップル好調、5期連続増益 減益続くサムスンと明暗


 米アップルが27日発表した2015年1~3月期決算は、最終利益が前年同期比33%増の135億6900万ドル(約1兆6100億円)と5四半期連続の増益となった。昨年9月発売の「iPhone(アイフォーン)6」と「6プラス」の販売が引き続き好調で、スマートフォンの不振により減益が続く韓国のサムスン電子に大きく水をあけた形だ。

 

アップルの四半期売上高は27%増の580億1000万ドル。iPhoneの販売台数は40%増の6117万台と急増。香港を含む中国地域も大きく伸びた。

 

 iPhoneの収益力を示す分析もある。米調査会社のIHSは、サムスンの最新スマホ「ギャラクシーS6エッジ」とアップルの「iPhone6プラス」の製造コストについて、ギャラクシーが約290ドル(約3万4500円)、iPhoneが約240ドル(約2万8500円)とギャラクシーの方が高いが、販売価格はギャラクシーが約800ドル(約9万5000円)、iPhoneが約850ドル(約10万円)と、ギャラクシーの方が安く売られていると指摘した。

 

 製造コストが上昇しても販売価格に反映させられないサムスンの状況が浮き彫りになった。

 

 サムスンの主力機種であるギャラクシーS6だが、おひざ元の韓国内でも爆発的人気というわけではないようだ。聯合ニュースは韓国の移動通信3社が、ギャラクシーS6の販売に対する支援金を凍結したと報じた。発売当初は支援金を大幅に引き上げて顧客争奪戦を行ったが、実際の販売が期待に届かなかったためと解説している。

 

■アップル1~3月期の最終益は33%増の1.6兆円に 中国の売上高が7割増と急増 

 
米アップルが27日発表した2015年1~3月期決算は、最終利益が前年同期比33%増の135億6900万ドル(約1兆6100億円)となり、5四半期連続で増益となった。また売上高は27%増の580億1千万ドルだった。

 

 昨年9月に新機種が投入されたスマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」の販売台数は6117万台。新機種投入直後だった前期からは減速したが、前年同期比では40%増と好調を維持した。一方、タブレット型端末「iPad(アイパッド)」は23%減だった。

 

 地域別の売上高では中国が71%増の168億2300万ドルと大きく伸び、中国市場が売上高全体に占める割合は29%に達した。日本での売上高は15%減の34億5700万ドルだった。

 

 アップルが24日から販売を始めた腕時計型端末「アップルウオッチ」は需要に生産が追いつかない状態。ティム・クック最高経営責任者(CEO)は「4~6月期はエキサイティングなスタートになっている」としている。